トリキュラーは出血やカンジダの副作用に注意し服用

経口避妊薬の名称で販売されている医薬品はたくさんの種類がありますが、その中でもトリキュラーは飲み進めていくにつれて黄体ホルモンの投与量が徐々に増えていく仕組みになっており、他の経口避妊薬と比較して無理なく飲み続けられることから、日本国内では特に服用者が多い経口避妊薬の一つとなっています。トリキュラーは月経初日から服用を開始すれば、90%以上の確率で避妊に成功させることができますが、強く作用する薬であるため、服用時には副作用の症状が起きる可能性があります。
例えば、トリキュラーを服用すると、子宮で不正出血が起こる場合があります。これは、トリキュラーの服用によって体内の卵胞ホルモンと黄体ホルモンのバランスが崩れて、子宮内膜の状態を維持するために必要な黄体ホルモンの分泌量が減少することで起きます。
また、カンジダ膣炎もトリキュラーの服用者に起こりうる副作用の一つです。これは、トリキュラーの服用によって取り込んだ黄体ホルモンの影響で子宮内が酸性化しやすくなることが原因で起こります。カンジダは酸性の環境下で活動を活発化させる特徴があるため、服用をはじめてしばらく経ったときに性器周辺にかゆみや赤みが見られるのであれば、医師に相談すると良いです。
トリキュラーの服用時に起きることがある副作用にはこのほかにも、頭痛、乳房の張り、悪心、嘔吐、下腹部の痛みが挙げられますが、多くの場合は2~3週間程度で症状がなくなるので、過度に心配する必要はありません。ただし、添付文書では重篤な副作用として血栓症が起きる可能性も指摘されています。服用開始後に強い頭痛や胸の痛み、息切れ、急な視力の低下などが起きた場合は、いったん服用を中止して病院で医師の診察を受けましょう。